名古屋・住まいの防犯リフォーム専門店

名古屋・住まいの防犯リフォーム専門店 防犯設備士 大橋秀和
防犯リフォーム部門・防犯整備士・防犯アドバイザーとしてお客様のお悩みを直接お伺いしている大橋秀和に第三者からインタビューをしてもらい、防犯への思いをお届けいたします。

(インタビュアー カスタマワイズ悠木まこと)

目 次
  • 防犯部門への異動が嬉しかった
  • 犯人はおじいちゃん?!仕事を始めて知った意外な事実
  • お客様とはじっくり時間をかけて話をする
  • 失敗から学んだこと、失敗を繰り返さないこと
  • 【鉄の掟】お客様を友人として守り続ける
  • 世情にあわせた適切なアドバイスを
  • 予防は治療に勝る

1.防犯部門への異動が嬉しかった

「やりがいを感じる」と大橋さん
防犯の仕事はやりがいを感じます
― こんにちは。よろしくお願いします。
大橋さんはこのお仕事に就いてどれくらい経つんですか?
ウエラ名古屋に入ってからは7年半程になります。
最初は、自動車部門で自動車のクリーニングなどをしていました。
5年半程前に、防犯部門に異動して、防犯設備士の資格も取得しました。
― 自動車が好きで自動車のお仕事をされていたと思うんですが、防犯部門への異動を聞いていかがでしたか?
防犯の仕事をやりたいと思っていたので嬉しかったです。

実は子どもの頃、ウチも泥棒被害にあったことがあるんです。夜に侵入されました。
かなり恐怖を感じたんだと思います。2〜3歳の頃なんですが、そのことが強く印象に残っているんです。

一度泥棒にあうと、それは大きなトラウマになってしまいます。
それを防ぐ手助けができる、お客様の安心、安全に貢献できる仕事は、とても素晴らしい仕事だと感じています。大変ですが、やりがいも大きいですよ。

2.犯人はおじいちゃん?!仕事を始めて知った意外な事実

― 幼い頃とはいえ、ご自身も泥棒被害経験があるということで、元々防犯について意識をされていたと思いますが、実際に防犯の仕事を始めて気づいたことはありますか?
防犯性が高いと思われているアイテムの中にも、実は落とし穴があることを知り、驚きました。
きちんと防犯をしていると思って安心して使っているものが、実は簡単に破られてしまうこともあるんです。そのアイテム自体は防犯効果があっても、設置場所や住宅の状況によってその効果を発揮できないということもあります。本当に効果的な防犯とはどんなものなのか考えさせられました。

また、犯罪の手口についても驚くことがありました。例えば、犯人は意外な人物だったということもあるんです。泥棒とは無縁そうなおじいちゃんが、実は複数犯の泥棒の見張り役だったなんてことも。

職業病とでも言うんでしょうか。そういったことを知ったので、仕事中でもプライベートでも、怪しい人物がいないか常に気になるようになりました。

3.お客様とはじっくり時間をかけて話をする

― 防犯のお仕事をする上で難しいことはどんなことですか?
お客様への説明が難しいですね。
中途半端なアドバイスをしてはいけないので、実例を挙げて具体的に丁寧に説明をさせていただいています。しかし、あまりに生々しいために「あまり脅かさないで下さい。」と言われることもあります。

100%の安全、100%の防犯はありません。しかし、できる限りそれに近づけ、安心していただくためにお話をさせていただくのですが、逆にお客様に過剰な恐怖を植え付けてしまうこともあるんです。

お客様に正確に現状をお伝えして理解していただきながら、それでも過剰に恐怖心を与えないようにお話をするのは難しいです。

また、理想の防犯があっても、コスト的に難しいこともあります。
理想的な防犯の形と、現実的に可能な費用にはギャップがあることも多いので、どうしてもジレンマを感じるところです。
お客様への説明は難しい
お客様にきちんと理解していただけるよう、
時間をかけて話をする
― お客様に必要な防犯についてきちんとお伝えすることや、コスト面での兼ね合いの部分が難しいとのことですが、それらをクリアするためにどのようにされているんですか?
まずは、とにかく時間をかけてじっくりとお話をすることです。
最初にお伺いしてご相談させていただく時には、防犯診断と現状の説明や防犯対策のご提案をさせていただき、3時間ほどかかることもあります。
また、ご理解、ご納得いただけるまで何度でも訪問させて頂きます。
日中お伺いしてお話をさせていただく際には奥様だけということが多く、ご主人も直接話を聞きたいと思われる方もいらっしゃいます。ですから、お渡ししている名刺には、私の携帯電話の番号を載せて、夜10時まで対応している旨をお伝えしています。 日中に奥様とお話をさせていただき、夜、ご帰宅されたご主人から携帯にお電話をいただくこともありますよ。時には、ご夫婦そろった時に話を聞きたいというご要望で、夜訪問させて頂いたりもします。

そして、施工パターンは複数提示し、それぞれにおいてのメリット、デメリットを書面にしてお渡しするようにしています。口頭でお伝えするだけではどうして不明瞭になりがちです。書面でお渡しすることで、お客様も時間をかけてじっくりと考えることができると思います。

4.失敗から学んだこと、失敗を繰り返さないこと

― それでは、お仕事をしている中で、失敗してしまったことはありますか?
クレセント錠の交換をさせていただいた際に、ガラスにヒビが入ってしまったことがあります。
それは、すぐにガラスの交換をして対応をしたんですが、その作業の後、雨戸を閉めてロックするのを忘れてしまっていました。
お客様がお気付きになって、厳しくお叱りを受けました。
お客様のお宅の防犯をするために、私たちは防犯のプロとしてお伺いしているというのに、このようなミスをしてはいけないんです。
たった1度の小さなミスが大きな被害につながる可能性があります。 どんなに小さなミスも起こさないようにしなくてはいけません。 本当に反省させられました。
書類作成も大切な仕事のひとつ。
― ミスを防ぐための対策はどのようにしているんですか?
例えば、施工後のチェックは、自分が担当していない所もスタッフ同士でお互いに確認し合うようにしています。
2回、3回とチェックをして、最後には仕上がりの確認も含めてお客様と一緒に回ってチェックをしていただきます。

また、社内でミーティングをしっかりと行って漏れがないように周知するようにしています。
まず、ご依頼があった時点でミーティングをして、施工前にもミーティングをします。
そして、施工が終了した時点でもミーティングを行い、良かった点や改善点を確認します。
また、万一ミスが発生した場合には、報告書を作りスタッフに徹底して二度とミスを繰り返さないように心掛けています。

5.【鉄の掟】お客様を大切な友人として守り続ける

― では、防犯のお仕事をしている中で嬉しかったことや思い出に残っていることはありますか?
色々とあるんですが・・・
泥棒に入られた直後に呼ばれることも多くあるんですが、その時、訪問させていただいたお宅では、奥様が泥棒と鉢合わせをしてしまっていたんです。
とても怯えていらっしゃって、男性恐怖症のような状態で、お話をさせていただいている間も、私の顔も見られなかったんです。

そして、必要な防犯施工をさせていただき、1か月後にアフターサービスの点検にお伺いしました。すると、奥様の顔から不安な表情が消えていて「ありがとうございました。安心して過ごせています。価格以上の効果がありました」と言っていただけました。

恐怖や不安を取り除くお手伝いができて、こんな言葉をいただけるのは本当に幸せなことだと感じます。

施工の時だけではなく、その後もお客様とのつながりが続いていて、お電話をいただいたり、会社に訪ねてきていただける方もいらっしゃいます。信頼関係が築けたと感じられるのはうれしいですね。

当社の『鉄の掟』の第七条に、
お客様を大切な友人として守り続けていかなければいけない。
というのがあるんですが、まさにこの掟の通り、お客様と私たちの関係というのは、長く続いていくものだと感じていますし、そうしていかなければならないと思っています。

6.世情にあわせた適切なアドバイスを

吸盤付きの特注品メジャー
仕事道具のメジャーは吸盤のついた特注品。
一人でも正確に採寸ができます。
― 今後やっていきたいと思っていることはありますか?
景気の影響もあるんでしょうが、治安が悪化傾向にあるように感じています。
私が防犯の仕事を始めたころに比べても、問い合わせも増えてきているので、今後、もっと需要は高くなると思っています。
私自身も犯罪の傾向や防犯グッズの質など常に新しい情報を収集して、お客様にとってより良い提案をできるように心掛けていきたいです。

そして、こちらかの提案を押し付けるのではなく、まずはお客様のお話にじっくりと耳を傾け、それに誠実にお答えしたいと思っています。

また、新規でのお問い合わせをいただくお客様だけではなく、数年前に対応させていただいたお客様に声をかけたいと思っています。
施工当時は、その時点でベストなご提案をさせていただいていますが、犯罪事情が変わってきている点があるので、再度防犯診断をしてフォローをさせていただきたいです。

どうしても、世情の変化によって、これまでのセオリーが通用しなくなってくることもあります。 一度防犯対策をしたから大丈夫ということではなく、数年おきにチェック、見直しをしていただけるようにケアしていきたいと思います。

7.予防は治療に勝る

― それでは、最後にお客様にお伝えしたいことを教えてください。
最近はありがたいことに、お客様からの紹介でご相談をいただくことが多くなりました。
県外からのお問い合わせをいただくこともあります。しかし、あまりに遠方の場合には、申し訳ないのですがお断りしている状態です。
施工して終わりではなく、アフターフォローもきちんとさせていただきたいので、対応できる地域が限られていますので、その点をご理解いただければと思います。

また、まだ防犯について踏み出せない方は、まずはお気軽にご相談いただきたいと思います。
予防は治療に勝る』と言われますが、被害に遭う前に、きちんと防犯に取り組んでいただきたいです。
例えば、費用を抑えて効果的な防犯をする方法もあります。
お客様のご希望をきちんとお伺いしたうえで、より良いアドバイスをさせていただきますので、防犯のことで気になることがあれば、ぜひお声掛けください。

お忙しい中、貴重なお話をありがとうございました。
※ 取材日時 2011年3月
※ 取材制作:カスタマワイズ


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