2016年3月によいことパンの1号店となる吹上店がオープンしました。

最初は僕たち社員が最後まで残っていましたが、長時間勤務になってしまうため、ずっと続けることはできません。

そのため、どうしても夕方からクローズ業務まではアルバイトスタッフに任せることになります。アルバイトスタッフは大学生の女の子が多いため、安全のために何か防犯をしなければいけないと感じました。

特に、吹上店は少し奥まった場所にあるため、防犯の目が必要だと考えて、防犯カメラの設置を本部に提案しました。

実は、アルバイトだけでクローズ業務をしていたときに、お客様が店内に侵入していたことがあったんです。閉店してシャッターを閉めていたんですが、鍵をかけ忘れていたようで、シャッターを開けてお客様が入ってきました。

店内には音楽が流れており、作業に集中していたために、シャッターが開く音に気付かなかったようです。ふと気づいたらお客様が店内にいて、アルバイトの子たちは「怖かった」と言っていました。

それは、大きな問題にならず良かったのですが、万一のことがあったら、後悔しても取り返しがつきません。スタッフの安全を守るために、早急に防犯に取り掛からなければいけないと思いました。

そこで、防犯カメラの設置をお願いしたんです。同時に、緊急時の駆けつけサービスにも加入しました。

そうですね。名駅店は販売のみの店舗なので、スタッフが一人体制なんです。だから、余計に防犯カメラの役割は大きいと思います。

よいことパン事業部の本部が名駅にありますので、万一トラブルが起きたら、すぐに駆けつけることができます。よいことパンは、女性スタッフの割合が多いので、安心して働ける環境づくりはとても大事だと思っています。

厨房に設置した防犯カメラを移設しましたが、これに関しては、僕が担当していないので、詳細は分かりません。

おそらく、「やっぱり出入口が映った方がいいな」と思ったからではないでしょうか。侵入者を把握するためには出入口の映像が必要だと考えたんだと思います。

うまく壁の裏や天井裏を通して配線してもらったので、外からは配線が分からないようになっています。

八事日赤店については、店舗の工事中に防犯カメラも設置してもらったので、すべての配を見えないように設置してもらっています。名駅店については、僕は見ていないのでちょっと分かりませんね。

八事日赤店は、ウエラさんに施工をしてもらっているとき、僕たちも厨房に機械を入れたりしていたんです。作業をしているときに手を止めて退くのは嫌だろうな、と思ったんですが、最初から「すぐ退くので言ってくださいね」と声を掛けてもらいました。

実際に、何度か作業中に退いてもらうことがあったんですが、嫌な顔ひとつせずに、僕たちの作業にも協力してもらえたので本当にありがたかったですね。

各店の店舗責任者とよいことパン事業本部、それから本社の総務が見られるようになっています。

一番の目的は、侵入者など外部から及ぼされる危険からスタッフを守ることです。

防犯カメラを取り付けることで、犯罪の抑止になると思います。また、万一のときには、現場に駆け付けたり、状況を把握したりすることにも利用できると思います。

もうひとつは、スタッフに対するものです。

以前、アルバイトスタッフが厨房などでいたずらをするニュースがありましたよね。防犯カメラがあれば、そういったことの防止になると思います。レジも任せますので、お金に関するトラブルも考えられます。

うちのスタッフにはそんなトラブルを起こすような子はいませんが、人間ですから、魔がさしたり気が緩んでしまったりすることがあるかもしれません。そうしたときに、防犯カメラがあれば、自制心が働くんじゃないかと思います。

例えば、レジの金額が合わないことがあったとしても、この防犯カメラはかなり鮮明なので、ズームをすればレジのお金のやり取りまで確認できます。そうすれば、不用意にスタッフを疑う必要もなくなりますよね。

それから、早朝スタッフがいるので、「ちゃんと出勤してるかな？」という確認で使うこともありますよ。

僕は、分かりやすいと思います。

八事日赤店の事務所にはモニターが置いてありますが、パソコンや携帯（スマートフォン）からも確認ができるのがいいですね。どこにいてもすぐに防犯カメラ映像を見ることができます。携帯で見ると、簡単にズームができるので便利に利用させてもらっています。

防犯カメラについて特別に何かを言われたことはありません。でも、安心して働いてもらえていると思います。

僕は、いつも店舗にいるわけではないので、分からないことがあると電話がかかってくるんです。でも、電話だけでは分からないことがありますよね。そんなときは、防犯カメラの映像を確認して指示を出すこともあるんですよ。

防犯カメラの本来の用途と違いますけどね。

例えば、「厨房にある箱は…」と電話で言われても分かりませんけど、防犯カメラにかざして「この箱はどうすればいい？」聞かれれば、すぐに分かります。だから、スタッフとのコミュニケーションツールとしても使えるな、と感じているんです。

よいことパンでは、素材や原料にこだわっていますので、それぞれに保管のルールが決まっています。例えば、冷蔵保管するべきものを一晩常温に出していたために使い物にならなくなる、ということも考えられます。厨房にも防犯カメラがついていますので、映像を見て「テーブルの上に置いたままになっていない？」と注意を促すこともできます。

複数店舗構えていたり、責任者が常駐できなかったりする場合には、すごく便利だと思いますね。いくら申し送りをしていても対処に困ることもあるので、スタッフにとっても仕事をする上での不安を解消するツールになっていると思います。

他の防犯カメラ映像と比較したことがないので、他と比べてどうかは分かりませんが、カラー映像ですし、僕はしっかり見えるなと感じています。

実は、駆け付けサービスから「夜間、吹上店に侵入者があった」という通知が来たことがあるんです。それで、時間の防犯カメラ映像を確認したら、結構鮮明に人物が映っているんですよ。店内の電気を消していて真っ暗な状態なのに、それが上司だと判別することができました。映像を見たみんなで「結構見えるもんだね」って驚いたんですよ。

もしも、誰か分からない状態だったら、「誰だろう？」と不安になったと思います。真っ暗な状態でも、人が判別できるくらいの鮮明な映像が撮れるのはすごいですよね。

特に困っていることもありませんし、満足しているので要望などはありませんね。吹上店のネット環境が悪くて遠隔で映像が見られなくなったときも、すぐに来て対応してもらえました。

何か調子が悪いな、というときも連絡をすれば早めに対応してもらっています。ですからこれからも、何か困ったことがあったときに、素早くサポートしてもらえるとありがたいですね。