「侵入させない防犯」、それは「自分目線」ではなく「ドロボウ目線」で自分の家を眺め、
物理的にも心理的にもドロボウが嫌がる家を作り上げる防犯対策のことです。
防犯対策においては基本的に、“侵入されてからどうするか?”ではなく、
“侵入されないためにどうすれば良いのか?”
それを考えることの方がはるかに重要です。
なぜそういえるのでしょうか?
それは、従来のセキュリティシステムでは、
“本当にドロボウの嫌がる防犯対策”を形成することが難しいからです。
防犯対策として浮き彫りになる「駆け付け型防犯」の弱み
セキュリティシステムというのはそもそも、「駆け付け型防犯」とも呼ばれ、
ドロボウに侵入されてからシステムが作動し、警備員が駆け付けるというのが基本です。
もし自分や家族が家を留守にしている間にドロボウに侵入されたとしても、
セキュリティ会社の警備員が様子を見に行ったり、警察に通報したりしてくれるというわけです。
こういったセキュリティシステムを活用することには多くのメリットがありますから、
もちろんそれを否定するつもりは決してありません。
しかし、この「駆け付け型防犯」を、
“本当にドロボウの嫌がる防犯対策”かどうかという観点で見た場合、
そこには大きな2つの弱みがあると言えます。
その1:システム作動から警備員到着までのタイムロスが大きい
その1つは、セキュリティシステムが作動してから警備員が駆け付けるまでにはある程度の時間が掛かり、
警備員が駆け付けた時には、すでに家の中は”もぬけの殻”になっているということです。
現状として、ドロボウたちの犯行時間はおよそ「5分」であるのに対し、
システムが作動してから警備員が駆け付けるまでの平均時間は「15分~20分」なのです。
その2:ドロボウたちが盗むものは、お金だけではない
2つ目に、空き巣被害によって失うものは、決してお金だけとは限らないということです。
現在、セキュリティ会社との契約では多くの場合、
被害に遭った時にある一定の金銭的補償を受けることができます。
これは確かに助かることです。
しかし、空き巣被害によって失うものというのは、何もお金だけとは限りません。
自分や家族にとって思い出の品、大切な形見、個人情報・プライバシー、
時には命を失うことさえあります。
お金では決して取り戻せない本当に大切なものを失う可能性もあるのです。
ですから、侵入されてから機能するセキュリティシステムではなく、
そもそもドロボウを侵入させない「守る防犯」を構築することこそが、最優先・最重要なのです。
ドロボウを侵入させない「守る防犯」とは?
では、ドロボウを侵入させない「守る防犯」を構築するためには、どうすれば良いのでしょうか?
それは、冒頭で述べたように「自分目線」ではなく「ドロボウ目線」で自分の家を眺め、
物理的にも心理的にもドロボウが嫌がる家を作り上げることです。
ドロボウたちに「この家は明らかに侵入しにくそうだな」と思わせること、
そして実際に侵入し辛い、侵入を諦めさせる家を完成させることが必要となるのです。
では、「侵入させない防犯」「守る防犯」として、具体的にどんなことが出来るでしょうか?
それはまず、ドロボウの視点に立って自分の家を観察し、
自分の家の弱点や住宅構造・立地条件による犯罪パターン、
さらには自分たちのライフスタイルまで余すところなく洗い出すことです。
そしてその上で、防犯アイテムを”チームとして機能させる”ことが重要になります。
単に防犯グッズを買ってきて、単体でそのアイテムを設置するというだけでは、
決してドロボウが嫌がる家を作り上げることはできません。
なぜなら、「これさえ付けておけば大丈夫」といった完璧な防犯アイテムは存在しないからです。
ですから、防犯アイテムそれぞれの強みと弱点を理解した上で、
互いにカバーし合うように防犯設計と施工をしていくことが大切になります。
そのようにして初めて、「本当にドロボウの嫌がる家」が出来上がっていくのです。
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