私が30年携わってきた窃盗犯捜査を通して、今思うこと。
私はこれまで、神奈川県警の一刑事として30年間勤務し、
主に捜査三課で空き巣犯や金庫破りの職業泥棒たちと対峙してきました。
現代社会の中で最も身近に起こる犯罪と言っても過言ではない、
「住宅侵入・空き巣被害」と日々向き合ってきたわけです。
そんな私が、捜査に携わった30年間やこれまでの歩みを通して、
今思うことが2つあります。
それは1つ目に、住宅侵入の手口は明らかに、
年々大胆かつ凶悪化してきているということです。
以前であれば、「泥棒」と聞いて私たちがフワッと思い描くような、
夜誰もいない家を狙って静かに忍び込み金品を盗んでいく、
そのような形の空き巣被害が多かったことは確かです。
でも今は、特にここ最近は、そのような手口ではありません。
しっかりと下見をして、その家が留守であると分かれば、
昼間だろうが夜間だろうが、また防犯カメラが付いていようが物ともせず、
覆面をしてバールで玄関や窓を強引にこじ開けて侵入し、
瞬く間に荒らし去っていくのです。
2つ目に、そのように住宅侵入の手口が明らかに変化しているにも関わらず、
今も多くの方が「我が家にドロボウなんて入ってこない」と考えていらっしゃることです。
報道などを通して、住宅侵入の手口や空き巣被害の現状が日々伝えられてはいますが、
「最低限これだけはやっておけば、ドロボウなんて気にしなくていいだろう。」
「自分の家には盗まれるような大したものはない。」
という思いが今も強く根付き、なかなか防犯意識を高めることができていないのです。
空き巣対策として重要なのは、いかに被害を未然に防ぐかということ。
私は常日頃から、空き巣対策・防犯対策として大切なのは、
侵入されてからどうするかを考えてそれに合わせた対策しておくことよりも、
いかに被害を未然に防ぐか、ドロボウたちに防犯意識の高い家だと思わせるか、
そこがキーポイントだと考えています。
もちろん、侵入された後の対応という点で、セキュリティ会社と契約しておくことは、
有効な対策の一つです。
とはいえ、そもそもドロボウたちは、極度の緊張状態の中で”仕事”をしていますから、
リスクを減らすために、少しでも安全で入りやすい家を狙ってきます。
ですから、下見の段階でいかに”入りにくい家”と思わせて被害を未然に防ぐか、
そして、もし実際に侵入を試みられてもいかに”侵入させない家”と出来るかが大切であり、
それこそが空き巣対策の一番の近道だと、私は思うのです。
私がウエラ名古屋さんをお勧めする大きな2つの理由。
私が、住まいの空き巣対策専門店として事業展開しておられる、
ウエラ名古屋さんをお勧めする理由は主に2つあります。
その一つは、ウエラ名古屋さんが先ほど述べた”侵入させない家づくり”として、
「侵入させない防犯」「守る防犯」を積極的に展開されていることです。
特に、ドロボウに強い家、ドロボウが嫌がる家を作るためには、
「防犯はチームで行うことが大切である」という考え方には、とても共感しました。
『一つ一つの対策を関連させ合うことでドロボウに強い家を作り上げ、
尚且つそれを家の人たちが使い続けられるように提案することまでが、
私たち防犯のプロの仕事なんだ。』と、
防犯設備士でもいらっしゃる代表の森下社長が仰っておられましたが、
私もその通りだと感じています。
2つ目は、地域に密着した空き巣対策・防犯リフォームを行っておられることです。
「住宅侵入」とか「防犯対策」は、言葉で言うと一つの単語に過ぎませんが、
でもその実情や中身というのは、地域の経済状況や住環境、ライフスタイルによって
様々な形に変化するので、それぞれに合った対策がどうしても必要になります。
東海三県、特に愛知県は毎年住宅侵入の被害が多いですので、実際の対策も、
やっぱり地域の最新の犯罪情勢に精通した所で行うのが一番だと思うのです。
ぜひウエラ名古屋さんがこれからも、住まいの空き巣対策の専門店として、
愛知県をはじめこの地域の安全な街づくりに貢献していただけたらと思います。