名古屋・住まいの防犯リフォーム専門店

住まいの防犯大学 最新防犯事情

防犯プロが教える。杉並区保育士殺害事件の侵入手口を防ぐには。

「犯人ってアパートの2階でも、ベランダから・・・侵入してくるの?」

「ガラスをバーナーであぶるってどういうこと?・・・」

「借りてるアパートだから、防犯対策って・・・何ができるの?」

「女性の一人暮らしだから、自分も他人事じゃないわ・・・」

 

 

2019年3月26日。東京都・杉並区で発生した、殺人事件。

被害者となったのは、乳児院に勤める保育士の照井津久美さん(32)。

犯人はアパートの屋根をつたい、ベランダの窓ガラスを破壊し、侵入しました。

 

事件発覚後のニュースでは、一般的な住宅侵入盗と同様の手口のため、

空き巣犯と鉢合わせたのかと推測されましたが、

捕まった犯人は同僚の男だったとのことで、さらなる衝撃が走りました。

 

この事件で、多くの人の注目したのは、犯人の侵入手口。

報道では「焼き切り」と聞きなれない手口が紹介されました。

「それって、どんな手口なの?」と疑問に思った方も多かったのでは。

 

また、被害者宅が2階だったことで、「アパートの2階も危険なのか。」

と危機感を募らせた方も。

自分のアパートでもできる防犯対策ってないかなと思いながらも、

「賃貸アパートの場合、何ができるんだろう?」って不安になった方も多いのでは?

 

そこで、

防犯リフォーム専門店の株式会社ウエラ名古屋代表で防犯設備士の森下生真がお答えいたします。

ウエラ名古屋では、年間250件以上のお宅に防犯対策をご提案し、施工させていただいています。

その専門的な知識とノウハウは、多数のメディアで紹介されています。

 

今回の痛ましい事件が二度と発生しないように、

また、読者の皆さんが安心して生活ができるように、

昨今の犯罪事情と合わせて、効果的な防犯対策をご紹介します。

 

おすすめの防犯グッズも紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

 

今回の犯人が使った「焼き切り」ってどんな手口?

空き巣犯の侵入手口の一つである「焼き切り」「焼き破り」と呼ばれることも多いです。

やり方は簡単で、バーナーの火をガラスにを当てるだけ。

そのままでも、だんだんと高温になり自然にガラスが割れますが、

急いでいる時には、熱せられたガラスに水をかけます。

すると、急激な温度差で、ガラスがパリっと割れてしまいます。

 

 

今回の犯人も、リュックサックを背負っていたことが、

防犯カメラに映っていたようですが、

恐らくそこに、犯行に使用した道具を入れていたのでしょう。

 

いずれにしても、「焼き切り」「焼き破り」は音がほとんど出ないという特徴があります。

 

また、最近では、防犯ガラスを使用しているお宅でも、

この手口で被害にあうケースが報告されています。

 

「防犯ガラス」とは、ガラスとガラスの間に特殊なポリカーボネートを挟み込んだガラスです。

ガラスを打ち破って侵入する手口には有効なアイテムですが、

実は、弱点もあります。

 

それが、熱に弱いという点です。

この盲点をついて、バーナーを用いた「焼き切り」「焼き破り」を使う犯人もいます。

 

しかしなぜ犯人は、窓から侵入したのでしょうか?

そこには、多くの人の「思い込み」が。

では、次にその思い込みについて説明しますね。

 

今すぐ確認!あなたの家の窓には「カギ」が付いていますか?

まず、確認しておきたいのは、3階以下の建物の場合、

6割弱の侵入経路が窓からだという事実です。

 

今回の犯人も、ベランダの窓ガラスを割って侵入しましたね。

 

「鍵」をして外出したはずなのに、被害にあってしまう!

これは、どういうことかと言うと、

皆さんが、「カギ」だと思っているものが、

実は、鍵ではないということなんです。

 

回転させる部分が半円形であることからクレセント(三日月)と呼ばれる器具。

これをほとんど方は「カギ」だと思っています。

しかし、もともとの目的は防音性や気密性を高めるためのもの。

なので、専門家の間では「締り金具」と呼ばれています。

 

本当の鍵に必要な機能とは「ロック機能」です。

ですが、一般的なクレセントには、鍵の最も重要な「ロック機能」がありません

なので、手が入る程の大きさにガラスを割ってしまえば、

あとは、クレセントまで手を伸ばして解錠し、窓サッシを開ければ、簡単に室内へ。

 

60%の泥棒が窓から侵入してくる理由がお分かりになったでしょうか?

彼らはこの「思い込み」つまり盲点をついて侵入してくるのです。

 

犯人たちがガラスを割る方法は「焼き切り」だけではない!

その他に、ガラスを割って侵入する犯人たちが使う手口と道具をまとめてみました。

よく使われる順番に番号を振ってありますので、参考にしてください。

 

いかがでしょうか。

この中で、手口①~③がよく使われる泥棒の常とう手段です。

これらの場合、ガラス破壊の際に小さな音しか出ないことが特徴としてあります。

 

侵入盗を試みる犯人にとって重要なことは3つと言われています。

 

①時間

5分以内に侵入できないと犯行をあきらめます。

②音

大きな音がすると目立つので、こっそりと仕事ができることを好みます。

③人の目

人が見ているところで堂々と犯行に及ぶ犯人はいません。

外から見にくくなる、死角になる箇所から侵入を試みるのが通常です。

 

今回の犯行がこれらの要素すべてを満たす条件だったことにお気づきでしょうか?

まず、目立つ玄関からではなく、ベランダから。

夜間の暗がりを利用してベランダに侵入。

ベランダの壁が死角となりそこに身をひそめる。

その状況に乗じてガラス破りに着手。

音の出難い「焼き破り」を使い、

数秒から数分でガラスを割り、

その割れたガラスの隙間から手を入れてクレセントを解錠。

 

 

ガラス割りの手口は様々ですが、

基本的に言って、ガラスさえ割ってしまえば、

あとは簡単に室内に侵入できてしまうという事実。

ご理解いただけたでしょうか。

 

しかし、今回の事件を通して、アパートに一人暮らしの女性なら、

決して他人事としては済ませられないとお感じなったのではないでしょうか。

実際に、アパートの様な集合住宅をターゲットにする犯人もいます。

そこで、集合住宅を狙う犯人がいるのはなぜか説明しますね。

 

意外と人の目を気にしないで済むアパート。集合住宅が犯人に狙われる理由とは?

1.居住者が日中、部屋を開けていることが多い

警察庁の統計では、侵入窃盗の件数のうち、空き巣が63%を占めています。

つまり、ドロボウは居住者が留守にしている時間帯に侵入してくるわけです。

賃貸住宅の場合、居住者は単身者や共働きの世帯が多く、

日中は建物自体に人気がなくなるため、

ドロボウにとって狙いやすい状態になりがちです。

 

2.住人は顔見知りではない

賃貸住宅の場合、居住者同士の近所付き合いが少なく、

特に一人暮らし向け住宅ではほとんどないのが実情です。

ドロボウが嫌がるものの一つに人の目があります。

 

ですから地域のコミュニティがしっかりしている地域は比較的空き巣被害が少ないですが、

隣に誰が住んでいるのかもわからないような賃貸住宅の環境はドロボウにとって好都合です。

 

3.賃貸住宅は居住者による防犯対策がされにくい

賃貸住宅では大家さんの許可なく、鍵を交換したり、

壁に穴を開けるような防犯グッズを使用することができません。

 

そのため、大抵の場合は、

当初引き渡されたままの状態で部屋を使うため、

ドロボウにとっては侵入しやすい状況と言えます。

 

 

確かに、一般的なアパートを見てみると、

こうした条件に当てはまる物件が多いようです。

 

じゃあ、賃貸物件に住んでいる人は何も対策が無いの!?

 

大丈夫です。

賃貸アパートでもできる効果的な防犯対策をお教えします。

 

賃貸物件でもできる効果的な防犯対策とは?

自分の持ち家の場合、基本的にどんなリフォームでも問題ないのですが、

賃貸物件となるとそうはいきません。

なぜならば、退去の際に原状回復が基本だからです。

借りた時と同じ状況にできることが必要なわけです。

 

でも、逆に言えば、借りた時と同じに戻せればいいわけです。

 

そこで、原状回復ができる防犯対策をお教えします。

事件の起きた時に、昼の情報番組「ゴゴスマ」でも紹介された方法です。

 

その① クレセント錠をダイヤル式の鍵に交換。

番組で紹介された、「鍵」と言うのが、

ダイヤルロック付きクレセント錠「あかないんです」と言う商品です。

ダイヤルロック付き防犯窓鍵「あかないんです」についてはこちらをクリック

 

この商品は、既存のクレセント錠を外して交換できるのが特徴の一つです。

なので、退去時には、元ついていたクレセント錠に戻せば、

簡単に原状回復ができるわけですね。

 

その② 窓に補助錠を取り付ける

ホームセンターに行けば手軽に入手できる補助錠ですが、

犯行に時間を掛けさせるという観点で、

ある程度の効果を期待できます。

 

補助錠による効果をさらに高めたい時には、

窓の上部にも設置するとより効果を発揮できます。

両面テープで貼り付けるだけで設置できるものもありますので、

気軽に利用できますね。

上の写真で使用されている補助錠はこちらから購入できます。

 

その③ 窓ガラスを割られないように防犯フィルムを貼る

侵入盗は窓ガラスを割って犯行に及ぶので、

窓ガラスを割られないようにすることは基本中の基本です。

 

防犯ガラスも、有効なアイテムですが、

賃貸物件場合、個人での交換は難しいのが現状です。

そこでおすすめなのが防犯フィルム。

 

ホームセンターに行くと、

クレセント錠周りに貼るフィルムが販売されていますが、

貼られていない部分から工具などでクレセントを倒されるケースもある為、

窓ガラス全体に貼り付けるのがベストです。

 

もちろん退去時には剥して原状回復ができますから、

賃貸物件でも安心して使用できますね。

防犯フィルムについて詳しくはこちらをご覧ください。

 

ご紹介したアイテムすべてを活用していただければ、

防犯対策としてかなりの効果を期待できますが、

①と③

または、

②と③といった組み合わせで対策するのも良いでしょう。

 

それでもあえて一つだけと言われたら、

私は迷うことなく「あかないんです」をお勧めします。

 

では、なぜ、防犯のプロが「あかいないんです」を一押しするのか。

その理由を次にご紹介しますね。

 

ダイヤルロック付き防犯窓鍵「あかないんです」の特徴とは?

あかないんですの一番の特徴は

3桁のダイヤル式の暗証番号ロックが付いていることです。

 

侵入を試みる犯人が一番嫌がること、それが時間でしたね。

元泥棒への調査で

5分以上の時間がかかると、

90%の犯人が犯行をあきらめると答えています。

3桁の番号組み合わせは全部で1000通り。

例えガラスを割られてしまったとしても、

この3つの数字が合わない限り、

ダイヤルロックを解除することはできません。

 

もちろん体が通るほど大きくガラスを破壊されてしまった場合には、

あかないんですだけで侵入を防ぐことは困難です。

しかし、先ほどもふれたように、

犯人は人の目と大きな音を嫌がります。

 

なので、クレセントを狙う犯人には、

ダイヤルロック付きクレセント錠に交換することが、

高い防犯効果を発揮するのです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

「焼き切り」「焼き破り」「三角割り」「突き破り」など、

犯人が侵入に使う手口は様々ですが、

基本的には、すべてクレセント錠を狙う手口です。

 

賃貸物件の場合、

借り主サイドで大がかりな防犯対策をが講じることはできませんが、

原状回復ができる対策であれば問題はありません。

今回、ご紹介した対策をぜひ試してみてください。

 

防犯はやって意味のある対策であることが大切ですが、

きちんと防犯対策を講じると、

安心感も全然違うことに気づかれることでしょう。

 

今回の情報が皆さんの生活に役立つことを願っています。

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