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玄関からの空き巣侵入を防ぐには?防犯対策のプロがその秘策を教えます!

下の写真は、愛知県警が公表した窃盗団の画像です。

全身を真っ黒に覆った忍者スタイルで、バールを手に玄関をこじ開けて侵入してきます。

まさに空き巣のプロ集団です。

【窃盗団の実画像 出典:愛知県警察あんあん情報】

 

この手口は2012年ごろから急増していて、どうやらバックには暴力団がいるとか。

玄関をバールで壊してまで侵入してくるなんて!!と驚かれる方も多いのでは。

 

ところが、もっと簡単に玄関から侵入する犯人たちもいます。

しかも、日常の何げないあなたの行動が犯人をおびき寄せていた?

 

という事で、玄関を狙った空き巣犯たちの犯行手段や、

対策方法を空き巣対策の専門家がお答えします。

 

意外にも原因はあなたかも?残念な無締り(無施錠)の現実。

玄関は家の入口!家の防犯対策で玄関の鍵をかけるなんて「当たり前」!

と思いきや意外とそうでもないみたいです。

 

この表データは侵入手段と侵入口のまとめです。

どの住宅でも無締りでの侵入がトップです。

    侵入手段   侵入口
  一戸建住宅   1.無締まり
  2.ガラス破り
  3.その他
  1.窓
  2.その他出入口
  3.玄関
  共同住宅
  (4階建以上)
  1.無締まり
  2.ガラス破り
  3.合鍵
  1.窓
  2.玄関
  3.不明
  共同住宅
  (3階建以下)
  1.無締まり
  2.ガラス破り
  3.合鍵
  1.窓
  2.玄関
  3.不明

【侵入手段と侵入口の順位 平成27年 出典:警察庁犯罪統計】

 

平成27年の住宅を狙った侵入が50,960件のうち約40%が無締り(無施錠)。

もしも、鍵さえ閉めていれば23,304件のお宅が被害に合わずに済んだかもしれません。

 

東京・大阪・愛知の20代~60代の主婦1,500人に聞いたアンケートによると、

なんと約半数の主婦が“無施錠”で外出すると答えています。

驚いたことに、そのうちの約3割は5分以上の外出でも施錠しないそうです。

 

なぜ?って思いますよね。

理由としては、

①5分程度のゴミ出し

②すぐ帰って来るから

③これまで犯罪に巻き込まれたことがない

④安全な地域だと思ってるから

⑤高層マンションなので、などと続きます。

 

すぐに帰って来るつもりが、雑談に花が咲いてしまって井戸端会議が始まり、

気付いたら30分なんてことも。

確かにこれでは、いくら防犯対策を万全にしても意味がありません。

 

「自分もそんな経験ある」と思われたのでは?

確かに誰でもちょっとした気のゆるみはあるものです。

 

でもそんな油断を防ぐ方法ってあるのでしょうか?

あります!玄関の無施錠を防ぐ便利グッズをお教えしますね。

 

鍵が不要。自動ロック機能付き電子錠

「ちょっとゴミ出しに。」

そんな時に毎回、「鍵」を持ち歩くのは、確かに面倒ですよね。

 

そこでおすすめなのが、この「EPIC TRIPLE X」。

この商品の便利は、玄関ドアが閉じてから約2秒後に自動でロックされ、

しかも「鍵」を持たずに外出しても暗証番号を入力すれば、玄関ドアの施開錠ができます。

 

これなら、ゴミ出しで両手がふさがっていても、うっかりして鍵のかけ忘れという事もありません。

 

「EPIC TRIPLE X」電子錠をおすすめする3つの理由

1.暗証番号・ICカード・非常キーの3WAY認証方式を採用

暗証番号だけでなく、ICカード(Felica規格)による解錠が可能です。

また万が一、暗証番号やICカードでの解錠ができなかった場合でも、

非常キーにより解錠することができるので安心です。

 

※ICカードは最大100個まで登録可能です。

身近なものが鍵になるので複数の鍵を持つ煩わしさから解放されます。

(※スマートフォンの一部の機種で登録できない場合があります。)

 

2.二重認証による高度なセキュリティ設定が可能

暗証番号のみや、ICカードのみでの解錠だけでなく、

2つを組み合わせて開錠する二重認証に対応。

暗証番号を入力後、ICカードカードをタッチすることで解錠となります。

セキュリティをより高めたい場合に有効な手段です。

 

3.ダミー・ワンタイム暗証番号機能・強制ロック機能搭載

電子錠の弱点は指紋や指の動きで暗証番号を類推されてしまうことです。

この商品には、適当な数字を入力後、続けて暗証番号を入力して解錠することで、

暗証番号をごまかすことのできる「ダミー暗証番号」機能や、

1回限りの解錠に使用する暗証番号を設定できる「ワンタイム暗証番号」機能などが

搭載されています。

 

加えて、室外からの解錠を一切無効にすることのできる強制ロック機能も搭載。

就寝時なども安心です。

 

さらに安心!「24時間365日サポート付き」

電子錠の取付けで一番ユーザーさんが心配されるのが、

「万が一、電子錠が壊れてしまったら」という点です。

その点、この電子錠には24時間365日のコールセンターサービスが付いており、

安心して緊急時にもサポートを受けることができます。

 

空き巣の侵入手段、第3位「ドア錠破り」の対策方法は?

空き巣の侵入手段第1位は無締り、第2位が窓の「ガラス破り」。

そして第3位が玄関「ドア錠破り」。

【空き巣の侵入手段】

 

全体から見るとまだ少ない手段ですが、都市圏では確実に増えてます。

 

その方法はバールによるこじ開けや電気ドリルやドライバー、

ペンチなどでの破錠と様々です。

 

対策の基本はやはり時間をかけさせる事。

そして、音や人の目も犯人は気にします。

 

そのポイントを押さえた防犯対策をご紹介します。

 

「時間をかけさせる」ために、1ドア3ロック

玄関錠の2ロックは今や当たり前ですが、

2ロックしていてもバールによるこじ開け被害が多数報告されています。

 

それで現在の玄関ドアは3ロックが主流になっています。

写真は3つの鎌付デッドボルトを採用している例です。

(上部ロックに2つ、下部ロックに1つ)

【1ドア3ロック 鎌付デッドボルト】

 

デットボルトとはロックの飛び出る部分です。

このデットボルトから上または下にせり出す「鎌」付いていると、

玄関ドアと枠のかみ合わせが強化され、防犯性が向上します。

 

2ロックドアを3ロックドアへ強化される場合は、

3ロック目を高い位置に増設するのをおすすめします。

 

理由は、一つは高い位置にロックがあると、

犯人は立って作業しなければならず目立ち易いため。

もう一つは高い位置は脇が開き、力が入りにくいためです。

【3ロック目は、高い位置に設置するのが効果的】

 

また、3ロック目を、先ほど紹介した「楽々ロック」電子錠にするのもおすすめです。

理由は、「楽々ロック」がバールに強い「面付本締り錠」だからです。

 

通常の鍵は「彫り込み錠」といって玄関ドアの中にデットボルトが彫り込まれています。

外から見るとデットボルトが見えてしまい、バールの攻撃対象になってしまいます。

 

一方、面付本締り錠は(面に付けるから面付です)デットボルト(カンヌキ)が、

完全に室内側の枠に入るので外から見えず、バールによる攻撃により強くなっています。

 

ガードプレートでデットボルト(カンヌキ部分)を補強

ドアとドア枠の間に隙間があると、デットボルトが丸見えになってしまい、

その隙間にバールを差し込まれて、鍵を破壊されてしまいます。

 

そこでガードプレートで補強しましょう。

取り付け方は簡単で、デットボルトの周囲に専用の金属プレートを取り付けるイメージです。

 

ドアのメーカーや形状によって取り付けられるガードプレートも変わってきます。

購入する前にドアの厚みやドアとドア枠の隙間などを確認しておきましょう。

材質もしっかりとした強度があるものでないと意味がありませんので注意してください。

 

人の目でチェック!

空き巣犯の50%がインターホンを押して、留守かどうかをチェックするといわれています。

でも、本当に留守にしているときにインターホンを鳴らされてもどうしようもないですね。

 

そこでおすすめなのがパナソニックさんの「外でもドアホン」。

業界初!インターネットと接続する事で外出先でも

スマートフォンで来客者に対応することができます。

 

これがあれば、たとえ留守にしていても、家にいるように振る舞うことができます。

なので、居留守は使わないでくださいね!

モニターで来客者を確認するだけで面倒くさいからといって対応しないでいると、

犯人が留守だと思い侵入してくるかもしれません。

パナソニック 外でもドアホン

 

「大きな警告音」で犯人を威嚇!

空き巣犯は目立つことを嫌がります。

ですから、異常事態が発生した事を知らせる警告音は犯人にとって脅威になります。

 

しかし、警報器が鳴ると言う事は、すでに侵入されているという事でもあります。

なので、大きな警告音で防犯対策をする際のポイントは、

「この家に侵入すると大きな警告音で目立ってしまうぞ!」と

犯人に事前に思わせる事。

 

それで、警報器は室内でなるタイプではなく、

屋外に設置するタイプをおすすめします。

泥棒がホームセキュリティーの存在に気付くことに意味があります。

警告音量は100㏈以上の物が効果的です。

 

セキュリティー会社と契約してシステムを組むことも出来ますが、

どうしても、月々のライニングコストが気になるところ。

 

そこでおすすめなのが、自主防犯型セキュリティーシステム。

例えば「ライフディフェンスエア」という商品があります。

センサーが異常を感知すると、登録しておいた電話に通報が来る仕組みです。

 

このシステムなら月々のコストがかからないので、トータルコストは約半額です。

だだしこのシステムは警告音が室内で鳴るタイプが標準オプションのため、

屋外に設置できるように少し改造が必要ですが、その効果は絶大です。

ライフディフェンスエア

 

引き戸や勝手口の防犯対策は?

やはり引き戸や勝手口にも鍵の増設をしましょう。

引き戸に新しく設置する鍵は「KABA」社製の

「Kaba star neo(カバスターネオ) 6800」がおすすめです。

【引き戸鍵の増設施工例】

 

「KABA」社は防犯立国スイスの鍵メーカーでその防犯技術は世界一。

「KABA」の鍵はスイス銀行、ルーブル美術館をはじめ、

世界中の空港、官公庁、スタジアムなどの公共の場で採用されています。

その技術が日本の様々なタイプのドア錠にちりばめられています。

 

ピッキング、鍵穴壊し、サムターン回しなどの手口にも非常に強い力を発揮します。

また鍵の不正コピーができない仕組みなので、

合鍵で侵入されるという心配もありません。

勝手口の鍵増設にも「Kaba star neo戸先鎌錠」を設置すると良いでしょう。

 

お値打に対策したいという場合には、

朝日工業「スーパーブロック」という商品もおすすめです。

内締り錠なので、外から鍵を使って開錠する事はできませんが、

勝手口を使っての出入りをしない時は使えるアイテムです。

【引き戸の防犯対策に効果的な鍵商品】

 

どちらにしても、しっかりした防犯対策をするには

専門家のアドバイスとプロの施工技術も必要です。

防犯リフォームの専門家とよく相談してくださいね。

 

まさか!こんな方法で狙われるとは!?安心は禁物です。

U字ロックやチェーンロックを狙う手口

特に暑い夏などには、U字ロックやチェーンロックをして、

玄関ドアを少し開けるという方も多いのでは。

頑丈そうに見えるロックですし、

隙間はほんの少しだから大丈夫なはずと思っていませんか。

 

ところがこのU字ロックもチェーンロックも

簡単に開けられてしまうことがあります。

 

絶対に真似しないでいただきたいのですが、

皆さんの「まさか」の思い込みを変えていただくために

衝撃の動画を紹介しますね。

 

対策方法はまずは心構え。

U字ロックやチェーンロックは安全だと思わない事です。

そして使い方を間違えない事です。

 

在宅時にもU字ロックやチェーンロックだけで済ませている方もいるようですが、

必ず鍵は施錠してください。

 

U字ロックやチェーンロックの正しい使い方は来客時に相手を確認し、

強引に侵入される事を防ぐ目的で使用しましょう。

どうしても使いたいときには鍵付きのチェーンロックに変えることもできますが、

ドア錠の施錠が基本であることをお忘れなく。

 

ドアスコープから覗かれたり、鍵を開けられたり

「リバースドアスコープ」という道具をご存知でしょうか?

玄関についている、あの覗き穴(ドアスコープ)。

通常、中から外は見えますが、外から中は見えないようになっています。

 

しかし、「リバースドアスコープ」を使うとなんと中の様子が丸見えに!

ワンルームマンションならこれで住人が不在かどうか確かめられますし、

一軒家でも人間がいるかいないか雰囲気は大体分かるそうです。

 

表向きは一人暮らしの女性が帰宅時に不審者がいないかどうかを

確認するための防犯グッズ。

なのでネットや秋葉原で簡単に購入できますが、

こんな道具を日常生活で実際に使うのは空き巣犯か、

闇金の取り立てか、たちの悪い営業マンでしょう。

 

さらに、このドアスコープは外から簡単に外されてしまい、

その穴から鍵を開けられる「サムターン回し」という手口も報告さてています。

 

このドアスコープを狙った手口に対抗するには、

外から覗かれないようにするグッズなどが100均などでも売っていますので、

自分で手軽に対策できます。

 

しっかりと対策したい方には、

モーションセンサー搭載のドアスコープカメラ「NHV MAC」という商品もお勧めです。

ドアスコープに動きに反応するセンサーが来客者を感知すると自動的に録画もしてくれます。

モーションセンサー搭載ドアスコープカメラ NHV MAC

 

まとめ

玄関から侵入されてしまうケースで一番多いのは無施錠。

「少しの時間ぐらいなら」というちょっとした油断が侵入を許してしまいます。

便利なグッズを有効活用しましょう。

 

また、日本の玄関ドアはほとんどがバールのこじ破りに弱い外開きです。

なのでバール対策には1ドア3ロック。

「こんなにしなくても良いのでは?」なんて甘い考えは捨てて、

念には念を入れた対策が必要です。

 

最後に、鍵は全部施錠してから外出しましょう。

どんな時でも鍵はきちんと施錠して外出する!

当たり前ですが、ぜひ習慣にしましょうね。

 

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